Prologue

たった一つの願望のために生きた者がいた。
運命に自身の願望を決定された者がいた。


たった一つの願望のために死した者がいた。
運命に自身の願望を改竄かいざんされた者がいた。


願いに殉じた者と望みを偽られた者  
其は願亡者と贋望者。

此れは己の根幹シンネンに踊らされながらも、駆け抜けた者達の物語。

天秤が分かつ双つの存在

  選べるのは唯、一つ

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